JR川口駅東口デッキ直結 TEL:048-271-5088

OPEN: 10:00 - 17:30

日・祝・月定休(展覧会中は不定休)

アクセス

2023年2月4日(土)~10日(金)

10:00~17:30(最終日17:00迄)

「花火」
F8 石膏地、テンペラ、油彩
「月の道」
F10 石膏地、テンペラ、油彩
「片隅の光」
F20 石膏地、テンペラ、油彩
「風が走るⅡ」
F20 石膏地、テンペラ、油彩
「つぶやき-midnight-」
F8 石膏地、テンペラ、油彩
「雨上がり」
P8 石膏地、テンペラ、油彩
「辿り着く場所」
F8 石膏地、テンペラ、油彩
「風が走る」
M30 石膏地、テンペラ、油彩
「つぶやき-afternoon-」
P8 テンペラ、油彩

 道端に咲いた季節外れのアイリス、空に向かって、静かに燃える華やかな姿。次の日も見ようと思って立ち寄ったが、咲いた花はもう散って、小さな新芽が頭を出していました。
 それは夜空に飾る花火のようで、一瞬でした。
 この静かな時間を描いてみたいと思いました。
                                                馬場 洋


1980年 生まれ
2007年 埼玉大学教育学部美術専修卒業
2012年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程修了 博士(芸術学)
2018年 個展(埼玉画廊)(‛21)

2023年1月21日(土)-26日(木)
[会期中無休]

開場 10:30-18:30
会場 川口総合文化センターリリア 1F 展示ホール

《序の舞(祥)》 F150 油彩 2019年制作
《大滝(虹の彼方)》 F200 油彩 2022年制作
《如月》 F50 油彩 1988年制作(第23回昭和会賞)
《富士(紫映)》 F120 油彩 2020年制作

 

<個展に寄せて>          野見山 暁治 ( 1920 〜 )

 

 かつて私は、十二年ほど東京芸大に勤めたことがあるが、安達時彦君はその折の学生。たしか最上級生であったかと思います。
 赴任して間もなく、世界中の若者が、平穏な世情に倦きたらず暴れ出して芸大の学生たちも今までの秩序が保てなくなり、あっけなくこの大きな波に呑み込まれていた。
 二、三年くらいだったか、嵐のような騒動が収まると侘しくも人間相互の信頼や愛情はうすれ、絵の具の匂いにまみれたアトリエが寒々とした大きな洞窟みたいに映ったものです。
 当然のこと、その時代を過ごした、かなりの学生たちは何を得ることもなく、学窓を去っていったものと思います。
 茫然とする暇もなく、又しても一気に海の向こうから、新しい絵画理念、それに伴う未開発の技法なり、材料が、次々に押し寄せてくる。
 若者は時代への反応が敏感で、未知の情報をいち早く消化しようとそれぞれが追い込まれることになる。  安達君はあまり目立たない学生というか、表面だって動き回る人柄ではなかったとみえて、学校が静かになった教室で、私は初めて向き合った。当時としては、そういう学生も逆に、珍しいことではなかったか。
 空手を長い間、やって来たらしい。どういうスポーツなのか、私はその真髄は知らないが、とても形を重んじる。重んじるというより、形から入ってゆくもののように思える。形の完璧さを目指して、よりその真髄に没入してゆく過程こそが安達君としては大事なんだろう。会得というか。
 我が国の伝統芸能。能の、あの不思議が沈黙の世界に惹かれた安達君は、時代を経て、私たちの祖先が作りあげ、受け継いできたあの形の見事さ、あの完成度を願っているのだろう。
 近作に、日本の女性の姿を選んでいるのは、大きく変わったはずだが、これも私たちの祖先が示してくれた情緒、肌触り、香りを、あの伝統芸能と同じ形態の暗示に近づけようとしている。
 安達君は一見すると、怖そうな顔に見られるのは困るだろうな。本人が作った顔ではない。恐ろしく照れ屋だと思う。
こう言ってもいいか、実は優しい気弱な男なんだと。

 

                                    東京芸術大学名誉教授/文化功労者・文化勲章

 

 

 

<故郷での回顧展>          安達 時彦

 

 懐かしい私の原風景であった、鋳物工場のキュ・ポラと芝川の匂いは今は何処にも探せない。
 ハイテクノロジーな香り溢れる街へ様変わりしていた。
 此の度 埼玉画廊とのコラボレーションにより、故郷での回顧展、しかも喜寿を記念しての開催を出来ることは、私にとって明日からの道標として大切な展覧会となります。
 高等時代からの作品を含め、独立展に出品した大作を中心に近年描き溜めた中小作品も同時に100点余の展示を致します。
 お忙しい中恐縮ですが、何卒ご高覧、ご指導を賜りますよう御願い致します。

 


安達 時彦(あだち ときひこ)
独立美術協会会員、日本美術家連盟委員

 

1945 埼玉県川口市に生まれる
1962 川口市立十二月田中学校卒業
1964 埼玉県立浦和西高等学校卒業
1969 東京藝術大学美術学部油画科卒業(山口薫教室)
1971 同大学院美術研究科油画専攻修了(野見山暁治教室)
1976 美術研修のため渡欧
1988 第23回昭和会展にて<昭和会賞>受賞
2009 個展 ~間の華~(日本橋髙島屋)
2017 個展 ~序の舞~(日本橋髙島屋)
2020 個展 (川口・埼玉画廊)
2021 個展 ~描くことは生きること~(日本橋髙島屋)
2023 安達時彦喜寿記念回顧展(川口総合文化センターリリア展示ホール)

2022年12月3日(土)~9日(金)
*会期中無休

10:00~17:30(最終日17:00迄)

「残照」 油彩 15M
「富士遠望」 油彩 10F
「丘の道」 油彩 10F
「見上げれば」 油彩 SM
「ショパンのピアノ」 油彩 20F
「セッコク」 油彩 SM
「夕景 尾道水道」 油彩 4F
「葡萄」 油彩 4F
「照らす」 油彩 8F

 山本耕造は、故郷の尾道やさいたまの身近な景色などを、静かなトーンで描きます。
一見する派手さとは無縁の作品から漂う静寂と余韻は、叙情的色彩を放ち、見る者の内奥に刻まれ、熱と色彩を帯びていきます。
 いつも朗らかにありますが、「作品から目を離した後に、瞼の裏に残る作品を描きたい」と、己を超えていこうとする姿勢を持ち、悠然とキャンバスに向き合いつづけています。
 皆様のご高覧を心よりお待ちしております。


山本 耕造 画歴

 

1948年 広島県に生まれる。
1974年 東京藝術大学(油画)卒業。
1977年 シェル美術賞展に出品。
1981年 ホアン・ミロ国際コンクールに出品。(ドローイング・デッサン)
1983年 東京セントラル美術館油絵大賞展に出品。
1989年 埼玉県展 埼玉県知事賞受賞。
2004年 一水会展 優賞受賞。
2012年 公募団体ベストセレクション 美術 2012に出品。(東京都美術館)
2015年 一水会展 文部科学大臣賞を受賞。
2020年 一水会代表に就任。
    『小川游 山本耕造 二人展』(埼玉画廊/川口)
2021年 小林和作賞を受賞。

 

現在 一水会代表、日本美術家連盟会員

 

主な個展
三越 (松山・名古屋)、光画廊、ギャラリーユニコーン、フタバ画廊、マエマス画廊(名古屋)、埼玉画廊 など

2022年11月3日(木・祝)~10日(木)
*7日(月)休廊

10:00~17:30(最終日17:00迄)

 この度、埼玉画廊では初めての岩田史朗展を開催いたします。
 彫刻家 岩田健先生のご子息である史朗氏は、今年、慶應義塾中等部の教職を退職され、長年の夢であった作画中心の生活を送っています。
 イギリスの田園や山岳部の生徒達と登った山々など、眺望的な風景と伸びやかな空の広がりが印象的な画面からは開放感が溢れ、観るものを清々しい気持ちにさせてくれます。
 多くの皆様のご来廊をこころよりお待ちしております。

「イオニア海ー1」 SM 油彩
「小石のビーチ」 SM 油彩
「荒川上流方向の眺め」 F12 油彩
「白馬三山」 F8 油彩
「セント・ニオツの街はずれ」 M30 油彩
「イオニア海―レフカダ島」 P12 油彩
「イオニア」 F3 油彩
「地中海の砂浜」 M3 油彩
「静物」 F8 油彩

<略歴>

1956年 埼玉県川口市に生まれる
1975年 慶應義塾志木高等学校卒業後渡英
1977年 英国ケンブリッジ州立美術工芸大学 美術基礎課程卒業(現アングリア・ラスキン大学の一部)
1980年 英国グロスター州立美術大学 芸術学科卒業(絵画専攻)(現グロスター州立大学の一部)
1981年 英国バイアム=ショウ美術学校 ポスト・ディプロマ過程卒業(現ロンドン芸術大学の一部)
1982年 個展(東京セントラル絵画館/‛84年、‛86年)
1998年 慶應義塾中等部美術科非常勤講師
2000年 啓明学園中学校・高等学校美術科非常勤講師
2001年 慶應義塾中等部美術科教諭(~22年)
2015年 サロン・ド・慶美展(文芸春秋画廊/‛17年・銀座第7ビルギャラリー)
2020年 個展(光画廊/‛21年)
2022年 個展(ギャラリー長谷川)

 「Expand―日本画を拡張するー」を開催します。
本展の作家 市川裕司、木島孝文、長沢明、中根航輔、吉田有紀は、それぞれ美術大学で日本画を学び、作家活動のスタートに日本画がありましたが、現在ではそのジャンルにとらわれず、思い思いに独自の表現を追求しています。
 日本画の画材や素材の特殊性を活かしたり、余白や装飾性などの日本画的空間構成、あるいは日本画が近代になってつくられるよりもっと前からある日本的な美意識やアニミズムなどを手がかりに、それぞれの作品を自由に楽しんでいただけたら幸いです。
本展のタイトルであるExpand(拡張する)は、ジャンル分けからくる先入観や思い込みを手放し、皆様の“日本画“に対するイメージの輪を拡張していけたら、という意味を込めています。
改めていうほどのことでもありませんが、2020年のパンデミック以降、私たちの生活が一変し、これまで当たり前に信じていたものや正解とされてきたものが崩れていっていることを肌で感じます。これからの世界は、自分以外のものに決められた価値観ではなく、より個人の自由、それぞれの大切な価値観、それらを尊重し合う世の中を目指していけるのではないでしょうか。
「アート」は、一人の作家が生み出したものを、それを観る人が、その時代と呼応し、自由に感じることができるとても個人的な体験です。本展をきっかけに、皆様がそれぞれにイマジネーションや世界の見方を拡張し、想像することの楽しさを共有できたら幸いです。

 

 

 *会期中、20分ほどの作家紹介VTRを、11:00~, 14:00~, 16:00~ 放映いたします。ぜひご覧ください。

木島孝文《Endymion》
吉田有紀 《おもちゃカラーZ》
長沢明 《シズク》
中根航輔《Hako-niwa #26》
市川裕司《fly me to the moon 22-11》

【作家在廊日】
8:中根航輔(午後)
9:市川裕司、吉田有紀(午後)
10:吉田有紀(午後)
11:休廊
12:木島孝文
13:吉田有紀(16:00まで)
14:木島孝文
15:市川裕司、長沢明(午後)