JR川口駅東口デッキ直結 TEL:048-271-5088

OPEN: 10:30 - 18:00

日・祝・月定休(展覧会中は不定休)

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2020.12.10 ~ 2021.1.30
[休廊]12/14,21,年末年始,1/11,18,25

10:30 ~ 17:00

 「美しさを求める心」をいつも根底にして仕事をしている私共は、このコロナ禍の中、美しさを求める心を失わない為の努力の日々を過ごしてきました。企画展を実施し続ける日々の中で、皆様が癒され、ホッとし、安心でき、そしてウイルスの不安にも負けず、人間の創造力を信じ続け、勇気づけ、希望を持てる展覧会は何かと考え続けました。
 年末年始の期間、画廊の所蔵品の中から、選りすぐったものを見て頂くことにします。
 シャガール、ルノワール、ゴーギャン、デュフィは20世紀フランスを拠点に活動し、美術史にその名を残した作家達です。
 フジタ(藤田嗣治)は日本人として、ヨーロッパを拠点に活躍し、多くの作品を残した稀な作家です。評価は近年益々高まり、高騰の一途を辿っています。
 バンクシー!! 今もっとも世界の注目を浴びています。この謎の“覆面アーティスト”は、世界の至るところに出没して、公共の場所に描くことで話題をさらっております。そのことで社会とのコミュニケーションをとるという、新しい社会派アーティストといえるでしょう。
 画廊内は換気、空気清浄、消毒、加湿に心掛けており、安心してゆっくりと名画を鑑賞して頂けます。
 19世紀のイギリスのビクトリア朝時代初頭の家具、18世紀フランスのシャンデリアなど、趣のあるくつろいだ空間を演出しています。是非皆様には落ち着いた空間で、年末年始の慌ただしさを一時忘れて、お過ごし頂けることを願っております。
 コロナ禍の中、不穏な時代ですが、アートに希望の光が見出せることを信じております。  画廊主

 

 

 

ルノワール 「田舎のダンス」 ソフトグランドエッチング 31.8×25.1cm

 

繊細なエッチングの線が特長。油彩作品である『ブージヴァルのダンス』から制作したエッチング。まるで音楽が聞こえてきて、ダンスの動きが伝わってくるようだ。女性のドレスの裾は動きで揺れ、男性のジャケットは勢いで広がっている。この様なダンスの細かな動きの表現は、エッチングだからこそ為せる技と言える。
 『ブージヴァルのダンス』は、ルノワールによる1883年作。現在は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ボストン美術館の所蔵で、「美術館で最も愛される作品のひとつ」とされている。作品のモデルは、ルノワールの友人シュザンヌ・ヴァラドンとポール=オーギュスト・ロートである。この作品は、ルノワールが印象派独特の明るい色合いを維持しながらも、ルーヴル美術館の絵画の模写を通して学んだ、より古典主義的な様式を取り入れた最初の作品だと言われている。

 

 

【参考作品】「ブージヴァルのダンス」1883年 キャンバス・油彩(ボストン美術館所蔵)

ルノワール 紹介ページ

 

藤田嗣治 「立てる横向きの裸婦」 エッチング ed有り 59.0×39.3cm

 

 1929年〜1930年に制作されたエッチング。猫、子供シリーズと並んで、藤田銅版画の最高傑作の一つとして名高い作品。
 エ・コールド・パリ時代の乳白色の肌の油彩の雰囲気を良く伝えており、その滑らかな下地の表情を生かした質感、繊細な描線、柔らかな色彩は油彩画と見紛う程で、日本的で洗練された美しさを漂わせている。

 

藤田嗣治 「自画像」  エスタンプ 30.0×20.0cm
2018年 「藤田嗣治 没後50年記念展」(マイヨール美術館/パリ市)の限定制作エスタンプ

 

藤田嗣治 「猫」 エスタンプ 20.0×30.0cm
2018年 「藤田嗣治 没後50年記念展」(マイヨール美術館/パリ市)の限定制作エスタンプ

 

藤田嗣治 紹介ページ

ゴーギャン 「女性とイチジク」 エッチング 26.5×41.5cm カタログ・レゾネ Kornfeld25

 

この作品はタヒチ時代に制作したエッチングである。ゴーギャンは、実は、版画、彫刻、陶芸など数多く制作し、文章も多く残している。それまでの印象派とははっきりと異なる実験的な色使いで制作していた後期印象派の代表的な作家で、彼はピカソやマティスといったのちの前衛美術家や近代美術に大きな影響を与えた。

 

デュフィ 「ルピック通り」 1903年 アクリルガッシュ・パステル 59.0×44.0cm

 

 「ルピック通り」は、デュフィがパリ国立美術高等学校(エコールドボザール)時代、又は卒業直後に描かれた作品。アクリルガッシュ(水彩)とパステルを巧みに使い、軽やかなタッチでパリの風景を描いており、描写力の高さから才能を垣間見ることができる。

デュフィ 紹介ページ

 

シャガール ダフニスとクロエより「ニンフたちの洞穴での婚礼の祝宴」 リトグラフ 42.2×63.8cm

 

 この作品は、シャガールが古代ギリシアの純愛小説「ダフニスとクロエ」をもとに制作したリトグラフ集の中の名品。シャガールの「ダフニスとクロエ」は、世界的にも挿画本の最高傑作として大変有名な作品であり、これは最も幸福な最後の祝宴の場面である。その美しい色使いにこそ、シャガールが今世紀最大の愛の画家と言われる所以である。

シャガール 紹介ページ

 

BANKSY 「風船と少女」 WCP版 65.0×46.5cm

 

 イギリスのストリートを中心に、公共の建物の壁などに絵を描き、グラフィティ・アーティストとしての活動を行っているBANKSY。”風船と少女”のモチーフは、ストリートアートとしていくつか残しているが、2018年10月のサザビーズ・オークションで、キャンバスに描かれた「風船と少女」の作品が、落札された直後にシュレッダーで裁断され、話題となった。
 本作品は、イギリスのWEST COUNTRY PRINCE(WCP)で制作された「風船と少女」のリプロダクション作品である。WCPの複製技術と本物さながらの工程は評価が高く、高価になったオリジナル作品の争奪戦から早々と撤退したバンクシーのコレクター達からも支持を集めている。

 

2020年11月21日(土)~28日(土)

10:30~17:30 会期中無休
最終日 16:30まで

 

鉛筆画のサンクチュアリ
建畠晢

 

 

究極的な写実とは、いま目の前にあるものの本質に迫ること、命そのものに触れる瞬間をもたらすことではなかろうか。木下晋は他に類例のない表現力をもって鉛筆を走らせるが、彼の関心は再現的な描写にあるわけではない。彼はパーキンソン病で硬直した自らの妻を描くが、その麗しい陰影は、澄んだ透明感のある光であり、存在の本質だけを突き詰めようとする画家の眼差しが浮か浮かび上らせた聖なる光景である。
 木下は妻をどんどん魅力的になっていく理想のモデルだという。裸の彼女が衣服を身につける後ろ姿を描いた一見、グロテスクな作品は、語義矛盾を承知でいうのだが、画家なる者の業の崇高さを感じさせずにはおかない。その妻が語った「まるでとり憑かれたように、この人は重い鎖を足につけたままに光に向かって歩いていく」という言葉は、私たちを深い感動に誘う。鉛筆画が向かう極限的なサンクチュアリ!

 

 


事前に収録した [木下晋×建畠晢ギャラリートーク]を上映します。
展覧会期間中毎日 ①11:00~ ②14:00~


 

「仰臥」     125*200cm 2020年
「生命の営み」 200*125cm 2019年
「願い」     125*200cm 2019年
「無心」     91*45cm 2019年
「シンちゃんのくつろぎ」     24*27cm 2020年
「迷い虫」     15*24cm 2017年
「四川省のトンボ」     20*29.5cm 2020年
「四川省のカニ」     22*24cm 2017年
「羽撃き」     24*36.5cm 2018

木下 晋(きのした・すすむ)

 

1947年富山市生まれ。
69年評論家・瀧口修造氏、72年洲之内徹氏らと知遇を得る。
77~78年頃 川口市に在住。
81年ニューヨークに渡り、荒川修作と出会う。帰国後、鉛筆画を本格的に始める。
瞽女・小林ハルや元ハンセン病の詩人・桜井哲人らを描く。

 

東京大学工学部建築学科講師、武蔵野美術大学客員教授、金沢美術工芸大学大学院博士課程専任教授などを歴任。

 

《パブリックコレクション》
国立国際美術館、福岡市美術館、神奈川県立美術館、新潟県立近代美術館、宮城県立美術館、沖縄県立美術館他多数

2020.9.26 ~ 10.2 (会期中無休)

10:30~17:00

 

 

 一水会代表を長く務められた小川游氏は、昨年、山本耕造氏に代表を交代されました。
長きに渡る小川氏の功績に敬意を表すると共に、山本氏のこれからの活躍を期待し、この度の二人展の実現となりました。
 一水会を担ってきたお二人の絵画世界をご堪能頂きたく存じます。
 また、この二人展を記念して、小川氏の代表作である「北の番屋」、山本氏の初の試みとなる題材「富士山眺望」の2点を、
各25部限定で版画製作しました。この機会にぜひご高覧ください。

2020.9.13(日)~19(土)

10:30~18:00 会期中無休

 

【夕立のあと】
すさまじい夕立だった。
いま、あの豪雨が夢であったように思えるほど、青空が眩しい。
コロナ禍と記録破りの猛暑ため、遠方には出ないで、庭と近所の散歩が私の世界だ。うちの周囲では、世界は何も変わらない。庭のすぐそばまでうさぎが来た。蓮の花が綺麗に咲いた。メダカが卵を抱いている。ヒグラシが鳴き始めた。川で時折カワセミを見る。いつもと同じ平和な毎日。液晶画面だけが不安と恐怖を部屋の中に流し込んでくる。
夕立のあとの空にくっきり掛かった虹を思い出していると、愛犬が頬を舐めてきた。さて、制作を始めようか。
                                            吉岡正人

 

 

「丘からの眺め」F5/テンペラ・油彩
「夕立のあと」F20/テンペラ・油彩
「赤い館」 F5/テンペラ・油彩
「冷たい朝」SM/テンペラ・油彩
「輝ける朝」 0号/テンペラ・油彩・金箔
「カメオの女」 F4/テンペラ・油彩
「朝の光」F4/テンペラ・油彩・金箔

埼玉大学名誉教授、日本大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人二紀会理事
1953年大阪府生まれ。武蔵野美術大学卒業。筑波大学大学院修了。

2020.6.6(土) - 7.20(月)

[第一会場]埼玉画廊 11:00-17:00(火定休)
[第二会場]ギャラリーカフェART MEET Netz 11:00-17:00(月火定休)

ごあいさつ

 4月、5月とデパートが新型コロナウイルス対策の為、閉店した。その間、画廊も必然的に休廊せざるを得なくなった。展覧会開催は不可能になった。
全国の800近い公私立美術館は、4月、5月と閉館が続いている。画廊の企画展も次々と延期や中止を決めている中、作家たちはどうしているのだろうか?制作の時間が増えても、展覧会で発信する手立てがなくなっては、生活もあるのだし、まさか「テイクアウトしてください」と路上で売るわけにもいかないし。

 

そんなことを漠然と思いながら、作家の皆様にメールを送った。
「今、何を考え、どんな想いでいますか?」「何を制作していますか?」……
予想を超えて、たくさんの作家から返信があった。

 

“私達の仕事は不要不急なものだろうか?”
“絵になるところを描きに行くのではなく、身近なものを絵にしていく事こそ画家の仕事”
“描く事こそ生きる事そのものだと思っています”
返事を読むうちに、そうだ!今この状況でしかできない作品を創ってもらい、各々のコメントと一緒に発信してはどうか、と考えた。 すぐにカタログ制作の準備を始め、作家の皆様に呼び掛けた。多くの画家、彫刻家、工芸作家が企画に賛同してくれ、私の背中を押してもらった。

 

テレビでは新型コロナウイルス対策の話ばかりだ。そんな中、ドイツの文化大臣がインタビューに答えていた。
 「アートが“不要不急”なものなどと誰が言うのですか?アートは生きていく上で必要な生命維持装置そのものなのですから。」
……私にはアーティストの“魂の叫び”の様に聞こえて、胸が熱くなった。
「生命を守ること」 「経済を守ること」
それは、政治家や医療従事者の皆様が日々努力され、敬意を表する。

 

「文化を守ること」 
微力かもしれないが、少しでも力を尽くしていきたいと思っている。
                                       2020年 5月某日 埼玉画廊店主

 

<出品作家>

浅見文紀 ・ 安達時彦 ・ 遊馬賢一 ・ 新井 隆  ・ 伊津野雄二 ・ 市川裕司  ・ 宇田川格
蛯子真理央 ・ 遠藤ユキ子 ・ 小川 游 ・ 岡田忠明  ・ 大庭英治  ・ 小田切恵子 ・ 高野浩子
設楽 俊  ・ 高梨芳実  ・ 茶谷雄司 ・ 寺久保文宣 ・ 豊平翠香  ・ 豊平江都  ・ 長谷川善一
馬場 洋  ・ 藤井 誠  ・ 山本耕造 ・ 吉岡正人  ・ 𠮷住裕美  ※五十音順

 


浅見文紀「一輪」 油彩 SM
遊馬賢一「いちご」水彩22*26cm
安達時彦「富士<弥生>」 水彩 SM
新井隆「鉛筆デッサン」 鉛筆・紙 A4
市川裕司「today」 クレパス・水彩紙 A4
伊津野雄二
「記憶の森」
テラコッタ h16*w7.5*d14cm
宇田川格「cafe」
アクリルデネブ紙に墨 φ11cm
蛯子真里央
「シャルダン<注意深い看護婦>の模写B」
ガラス絵 F3
遠藤ユキ子
「MIEKSMURE」
和紙、日本画絵具、パステル 18*18cm
大庭英治「風景」 水彩 29.7*21cm
岡田忠明
「淤能碁呂 onokoro-Ⅰ」
油彩 SM
小川游
「オホーツク夕映え」
水彩 22.5*29cm
小田切恵子
「太古の夢」 
日本画 SM
高野浩子
「この世界の想い出に」
No.5 テラコッタ h27*w25*d20cm
寺久保文宣
「あやめⅡ」
紙・水彩・パステル 22*19cm
豊平江都
「水辺の華」
一服茶器茶杓セット 蒔絵 h3.5*w6.5cm
豊平翠香
「鴛鴦蒔絵」 漆画
h24.5*w29.5*d4.2cm(額寸)
長谷川善一
「三密の図ー金色の
球体を囲んでー」
ダクタイル鋳鉄 40*20*20cm
馬場洋
「深呼吸」 SM
パネル・キャンバス
石膏地・油彩・テンペラ
藤井誠
「晴天」SM
キャンバス・石膏地・油彩
山本耕造
「すみれ」
キャンバス・油彩 SM
吉岡正人
「天使のように」F4
インク・水性色鉛筆
鉛筆・白パステル鉛筆
𠮷住裕美
「海の見えるテラス」
水彩・パステル 10*10cm