1980年多摩美術大学を卒業後、一水会・日展を発表の場とし、旺盛な制作活動を続けてきた浅見文紀はメキメキとその実力と才能を認められ、数々の賞を受賞してきた。
卓越した描写力は見るものの心をとらえるが、それは今流行のスーパーリアリズムとは違う。身近なモチーフにもかかわらず、作家の確かな目と心のフィルターを通し、モチーフにある真の美しさを独創的に描き出す。
人間的にも傑出して好感が持たれ、世代を越えて信頼される氏の作品は、派手さはないが、今後大いに活躍が期待される。
ご高覧心よりお待ちしております。