マティス
Henri MATISSE
20世紀初頭のフォーヴィズムの先導者の一人と評され、20世紀美術界の巨匠.
純粋な色彩効果による表現を生涯にわたって追求し、作品はやがて形態の単純化、画面の平面化につながり、
切り絵による表現に到達した.
純粋な色彩効果による表現を生涯にわたって追求し、作品はやがて形態の単純化、画面の平面化につながり、
切り絵による表現に到達した.
(略暦)
- 1869年
- フランス北東部ル・カトー・カンブレジに生まれる
- 1889年
- 盲腸炎を患い、その療養中に絵を描いて時間を潰しているうち、本気で画家を志すようになる
- 1892年
- エコール・デ・ボザールのG.モンロー教室に入る
- 1904年
- ヴォラールの画廊で最初の個展を開く
- 1905年
- ドラン、ヴラマンクらとのサロン・ドートンヌ出品作が「フォーヴ」と名づけられる
- 1906年
- ガートルード・スタイン邸でピカソと出会う
- 1911年
- モロッコへ旅行.この頃から、さまざまな空間表現の実験、装飾的要素の大胆な使用を試みる
- 1932年
- エッチング挿画『マラルメ詩集』刊
- 1933年
- 米バーンズ邸壁画『ダンス』制作
- 1943年
- 南フランスのヴァンスに定住、切り紙絵に専心し、『ジャズ』として出版。1948年-1951年には建築のプラン、壁画、ステンド・グラスなどすべて自身の構想によるヴァンスの礼拝堂を完成した。
- 1947年
- 孔版画集『ジャズ』
- 1954年
- 心臓病のため死去